彼岸花(別名:マンジュシャゲ:曼珠沙華、ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
)が満開です。
曼珠沙華とは、おめでたいことがあるのを知らせてくれる「天上の花」を意味しているそうです。
花は、お彼岸の頃に咲き、温度に影響されず、日長が短くなると花芽をつけます。
別名、シビトバナ(死人花)やジゴクバナ(地獄花)と呼ぶところがあるのは、鮮やかな赤い色が、血や地獄を想像させるようです。
昔、彼岸花は、非常食だったんです。
田畑のまわりに彼岸花を多く見かけるのは、人間が非常食用に植えたから…そういえば、山の中で咲いているのはあまりみかけませんね
彼岸花の根から、良質のデンプンが取れて、そのデンプンを丸めて、焼くか、ダンゴ汁にでもして、飢えをしのいだのでは→
http://jns2.netfarm.ne.jp/~ab001281/5/i/higanbana.htm
彼岸花が非常食として、優れていたのは、球根に毒、アルカロイドのリコリンがあることです。
毒があるため動物は食べられず、毒が水に溶け出す事を知っている人間は、水にさらして、その水を捨てて、デンプンを取り出す事ができました。
昔の人は偉大です。
彼岸花は、帰化植物で、中国から約2500年前に日本に伝わりました。日本の彼岸花は三倍体なので種ができず、球根で増殖します。
彼岸花の花言葉は、「悲しい思い出」。
花は秋に、葉は花の後に見られ、同時には見ることができません。花は葉を思い、葉は花を思う…ことからこの言葉がついたそうです。
彼岸花…もう 秋ですね。